必ず知っておいて欲しいエリオット波動理論 実践編

 
必ず知っておいて欲しいエリオット波動理論 実践編

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TRADING MAD SCIENCE代表
FXプランナー&トレーナー

10年間のトレード経験をもとに、三根流トレード運用システムを確立。
2017年から、三根流トレード運用システムをベースにしたFXトレードの指導を行う。
一般的な「攻め」重視の高リスクトレードではなく、最大限「損」を出さない「守り」を重視したトレード手法が特徴。
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まだエリオット波動 基礎編を読んでない方は、先に基礎編を読んで理解を深めてください。

今回はエリオット波動の応用編になります。

マーケットの波には単純な波、複雑な波が存在します。

エリオット波動から導かれるチャートのパターンを認識しておくことで、これからのチャートの動きが手に取るようにわかるようになります。

1.8つの波動

ここでは5つの波動(1,2,3,4,5)と3つの波動(a,b,c)についての特徴について解説します。

ここでは上昇トレンドの場合で説明します。

下降トレンドの場合は逆のことをイメージしていただければ問題ありません。

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1ー1.5つの波動

  • 第1波

マーケットに参加する一握りの投資家によって成り立つ、弱々しくておだやかな推進波。

第1波は通常の3つの推進波のうちで最も短いことが多いです。

  • 第2波

第1波に参加した若干ビビリな投資家が神経質になって利益確定などをして生じる修正波動。

この第2の修正波動は、第1波の上昇幅に対して50~62%の修正率に収まることが多いです。

フィボナッチ数列で言うところの0.382、0.500、0.618ですね。

  • 第3波

3つの推進波(1波、3波、5波)の中でも一番長く続く波で、一番力強く伸びていくことが多い。

第1波の頂上を突き抜けて、ブレイクアウト手法においての買いシグナルに使われることが多いです。

出来高は最高で、最も利益を出しやすい局面となります。

そして、この第3波の上昇幅は、第1波の上昇幅の1.38倍、1.5倍、1.62倍、2.62倍となりますが、中でも1.62倍以上の上昇幅になる確率が高いです。

  • 第4波

第3波の修正波で、波動の描き方が2種類あります。

第1波の頂上よりもはるか上に第4波がくるか、第1波と第2波の間に第4波がくるかのどちらかです。

  • 第5波

上昇推進波の最後の波動。

チャートで言えば天井となるところになり、第3波よりは力強さに欠けます。

ここの波動に夢を託したたくさんの投資家が登場して出来高も最高潮になり、多くの分析ツールも価格の動きについていけずに遅れをとる形になります。

 

1ー2.3つの波動

  • a波

下降の推進波です。

a波は上昇トレンド時の押し目と間違われることが多い。

  • b波

下降トレンド中に反発しやすい修正波です。

場合によっては第5波の高値を越えることもあります。

  • c波

a波の安値を越えて下落して、多くの分析ツールが売りシグナルを発信します。

しかし、上昇トレンド継続の場合であれば、ここで押し目となることが多い。

2.推進派における特殊な波動

推進波1,3,5,a,cの波動の特徴的な動きを解説します。

2ー1.延長

推進波1波、3波、5波のうちのひとつが大きく引き延ばされることがありますが、これを延長(Extension)と言います。

1波、3波、5波のうちで延長することが多いのは、第3波が多く見られます。

延長の特徴として以下の7つがありますので良く覚えておきましょう。

  1. 3つの推進波のうち、どれかひとつの延長を含むことが多い。
  2. 第1波が延長された場合、第3波と第5波は延長しにくい。
  3. 第1波が普通の波動で第3波が延長された場合は、第5波は延長しにくい。
  4. 第1波と第3波が普通の波動であれば、第5波は延長されやすい。
  5. 延長される波は、第3波で起こる確率が非常に高い。
  6. 第3波が延長された場合、第5波は第1波と同じ値幅になることが多い。
  7. 第1波と第3波が似たような普通の波で、第5波が第3の出来高よりも極めて多くなるときは、第5波の延長が更に延長する確率が高くなる。

2-2.斜型三角形

斜めの三角形が第5波に形成されることがあります。

これは第3波が延長した場合に起こることが多く、この小波動は3つの波動になることがとても多いです。

必ず知っておいて欲しいエリオット波動理論

上昇トレンドの斜型三角形は弱気のしるしで、そのあとにマーケットの急落となることが多いです。

逆に、下降トレンドの斜型三角形は強気のしるしで、そのあとに上昇トレンドへの転換になることが多く見られます。

2ー3.フェイリヤー

フェイリヤーとは失敗、未達成という意味で、波動の崩壊という意味です。

このフェイリヤーは推進波の最後の第5波によく見られる変わった動きです。

どういう動きかというと、ガス欠をおこして頂上まで上りきらなかった感じです。

具体的には、第5波の高値が第3波の高値まで届かずに終わってしまうパターンです。

この現象は上昇トレンドの推進力が衰えてきている予兆で、本格的な戻り売り勢力が強い下降トレンドへの転換を警告しています。

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また下降波動では推進波のc波の安値がa波の安値の上で下げ止まることもあり、これもフェイリヤーと呼びます。

このようなc波のフェイリヤーは下降推進力が弱いことを意味していて、押し目買い勢力が旺盛だと見て取れます。

なのでそういった局面が訪れた場合は、強い上昇トレンドの継続を予告していることになりますので、積極的に買うことで大きな儲けを得れるチャンスになります。

パターン的に言うと、上昇トレンドでは「ダブルトップ」、下降トレンドでは「ダブルボトム」に近いか、ほぼそのパターンの形になることが多いです。

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3.修正派の主な4つのパターン

修正波である2,4,bの波動のパターン解説です。

3ー1.ジグザグ

2,4,bの修正波は、単純な波動と複雑な波動に分けられます。

単純な波動はジグザグと呼ばれます。

このジグザグの波動は最もシンプルなパターンで、a,b,cの3つの波で構成されています。

このa,b,cの大きな波に、5-3-5の小波が絡みつくように動きます。

これはチャートで言うと1時間足のa,b,cの波にそって、5分足の小波が5-3-5の波を描きながら動くパターンです。

3ー2.フラット

修正波動には、単純なものと複雑なものがあります。

この複雑な修正波動のひとつがフラットと呼ばれるものです。

このフラットの特徴としては、修正と呼ぶよりもその相場の強さを示しているようなものです。

強気相場でフラットが出現すれば、非常に強力な上昇トレンドが続く可能性を表しています。

逆に弱気相場では、下降トレンドがさらに続く可能性を示唆しています。

このフラットの波はa,b,cの波を基準に、3-3-5という小波で構成されることが多いです。

3ー3.三角形(トライアングル)

どのような修正波を形状するかで、そのトレンドの強弱が分かります。

その分析法で最もポピュラーなのは、どういうトライアングルを形作るかです。

チャートではいろんなトライアングルが形成されています。

どのトライアングルなのかを瞬時に判断するために、その形状を解説します。

  • 上昇三角形

この形状は高値が横並びに水平で、安値がだんだんと切り上がってきます。

上昇トレンドでこの水平線を突破した場合は、最終上昇波の5波に突入したと推測します。

なのでここで上手く利益を出している状況であれば、この5波の勢いが弱くなったところで利食いするというイメージです。

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  • 下降三角形

この形状は安値が横並びに水平で、高値がどんどん切り下がってきます。

上昇トレンドでこの右肩下がりのラインを上方に突き抜けた場合も、最終上昇波の5波に突入したと推測します。

ですが、やや上昇のエネルギーが物足りない場合が多いです。

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  • 相似三角形

この形状は高値が切り下がり、安値も切り上がる状態で、売り勢力と買い勢力が均衡に釣り合っていく状態を表しています。

上昇トレンドの場合、右肩下がりのラインが上方に突破したら勢いよく飛んでいくことが多いです。

下降トレンドの場合も同じことが言えます。

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  • 拡張三角形

この形状は今までの形状とは逆に、高値が切り上がり、安値も切り下がる状態で、口をパックリ開いたような感じになります。

この形状の場合は、高値のラインを抜けたとしてもすぐに勢いが弱まることが多いです。

そしてその後は、どっちつかずの状態でもみ合うことが多いです。

なのでトレードポイントとしては難しく感じられることが多いので控えることをおススメします。

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3ー4.交替の法則

交替の法則とは、修正波は2回連続して同じパターンになりくにいという法則です。

要するにカーブが投げられたら、また同じカーブは来ない。

つぎはフォークかストレートが来る可能性が高いということですね。

どういうことかというと、ジグザグが出たらまたジグザグになるか?と言えばなりにくい。

ジグザグが現れたら今度はトライアングルかフラットのパターンになることが多いです。

今度は逆にトライアングルが現れたら、次はフラットかジグザグのチャートになりやすいということです。

 

まとめ

エリオット波動理論はチャートの動きの本質をとらえるための考え方です。

エリオット波動の原点は自然界の法則より導かれています。

海面には大きな波、中くらいの波、小さな波があります。

波をよく見ると、波の中にもさらに波が存在するのが分かります。

人間社会の構造もこれに良く似てますね。

チャートも人間の行動心理が生んだ自然原理の結果なのです。

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